| 緘黙ブログー不安の心理学、脳科学的知見からー
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問題を起こさない緘黙児は放置されるか?」という記事に追記をしました。3歳で「かん黙」があった園児5名の内60%が5歳までに「かん黙」を克服したという研究です。日本の調査になります。

大学を卒業してから10年間くらいひきこもっていた私が、2022年からUber Eats配達員として働き始めました。なんのきっかけもなく、社会経験のない私がUber Eats配達パートナーとして働こうと決意できたわけではありません。きっかけは、母親の死去です。

母親が亡くなったのが昨年の冬で、その1年後にUber Eats配達員としてデビューしました。配達員の仕事に目をつけたのは昨年の夏頃だったと思います。これまでアンケートサイトやその他アンケートへの回答、ポイントサイト、アフィリエイトなどで稼いでいたので、決して無収入ではありませんでした。しかし、当然それらだけでは生きていけるはずもありません。

私は幼少期からの場面緘黙症状のためか、コミュニケーション能力が低く、面接には拒否反応を示していました。ところが、Uber Eats配達員としてのお仕事を始めるのに面接を受ける必要はありません。この点が魅力的で、Uber Eats配達員になれるかな?と考え始めたのが昨年の夏頃でした。夏頃からちょくちょくフードデリバリーのお仕事に関するブログ記事を読んだり、YouTube動画を視聴したりして、勉強していきました。実際に、身分証明書として使うマイナンバーカードの取得のために行動に移したのが昨年の秋頃です。

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興味深い研究成果をすべてネタにできればいいのですが、生憎そうもいきません。そこで、論文アブストラクト(抄録)だけ読んだ扁桃体に関する興味深い研究を取り上げます。

なぜ、扁桃体なのかといえば、不安・恐怖に関連する脳領域として話題になることが多い脳部位だからです。ただし、「扁桃体には不安・恐怖を抑制する機能もある」という指摘や「扁桃体損傷患者でも不安、恐怖等の感情を感じる」との研究もあることに留意しなければなりません。

今回は、扁桃体活動の持続性が低い人はパリピ(パーティーピープル/パーティピーポー)という内容の論文です。

なお、扁桃体以外の興味深い(面白い)研究については『心と脳の探求-心理学、神経科学の面白い研究』をご覧ください。

新ブログ『心理学・脳科学・動物行動学アブストラクト』も設立したので、時間があればのぞいてやってください(参考記事⇒新ブログ『心理学・脳科学・動物行動学アブストラクト』開設のお知らせ)。

最近の記事1⇒中二病経験者はイマジナリーフレンドやボーイ/ガールフレンドがいたことのある人が多い
最近の記事2⇒脳卒中を発症してから2~3か月の間がリハビリで上肢の運動機能の回復が最も見込める期間となる
最近の記事3⇒建物の改修で研究拠点が近くなると、論文の共著が増える
最近の記事4⇒COVID-19パンデミック下でのリモートワークに際する雑音イライラ

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私、マーキュリー2世は自己診断ですが、場面緘黙症経験者です。緘黙の影響もあってか、ろくな就職活動もせずに大学卒業から引きこもっていました。そんな私が2022年からUber Eats配達員として働き始めました。

そして、元場面緘黙症?の私がUber Eats配達パートナーとして登録するまでの苦労や登録後のお仕事の体験について書いた、新しいブログ『場面緘黙症経験者のUber Eats配達日記』を立ち上げました。

場面緘黙症経験者・当事者にこんな働き方もあるよというヒントになれば幸いです。

Uber Eats配達員のお仕事を始めてから、少しずつですが社会経験ができて、以前よりも社会性が身についたと感じています。今後は、Uber Eats配達員のお仕事を土台として、簡単なアルバイトができるようになればいいなと考えています。

Uber Eats配達員の業務を通して、簡単な面接ならいけるかもしれないと思い始めたところであり、これは私にとってすごい進歩です!なにせ、以前は面接と聞いただけで、無理ダ~とゲンナリしていましたので。

関連記事⇒緘黙人生

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場面緘(かん)黙症とは?
ある特定の場面(例.学校)でしゃべれなくなってしまう症状を場面緘黙症といいます。言語能力や知能には問題がないにもかかわらず、話せないのです。一般的に場面緘黙症の人は自らの意思で口を閉ざしているのではなく、不安や恐怖のために話せないとされます。中にはあらゆる場面で話せない全緘黙症になる事例もあります。
プロフィール

マーキュリー2世

Author:マーキュリー2世
性別:男
緘黙経験者で、バリバリの現役緘黙だったのは小学4年?大学1年。ただし、小学4年以前はほとんど記憶喪失気味なのでそれ以前も緘黙だった可能性あり。現在も場合によっては緘黙/緘動が発動します。種々の研究に言及していますが、私は専門家ではありません。ひきこもり/自称SNEP(孤立無業者)です。

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