「問題を起こさない緘黙児は放置されるか?」という記事に追記をしました。3歳で「かん黙」があった園児5名の内60%が5歳までに「かん黙」を克服したという研究です。日本の調査になります。
2017.05.07
興味深い研究成果をすべてネタにできればいいのですが、生憎そうもいきません。そこで、アブストラクト(要旨)、研究方法、研究結果を主に読んだ、シャイネスに関する興味深い論文を取り上げます。ほとんどが、最新の研究成果です。
なぜ、シャイネスなのかというと、場面緘黙(選択性緘黙)児は社交不安(社会不安)が高いか、もしくは社交不安障害(社会不安障害,社交不安症)を併存していることが多いという知見がある一方で、シャイネスとの関係も見逃せないからです。
たとえば、Sharkey & McNicholas(2012)では、場面緘黙児の内、社交恐怖症(社会恐怖症,社交不安障害)や分離不安障害など重篤な不安を示したのは21%だったのに対し、緘黙児のどちらか片方の「親」がシャイであると自己申告したのが100%でした(ただし、シャイネスレベルは質的な調査で量的なものではない)。
Sharkey & McNicholas(2012)⇒自閉症持ちの第一度近親者がいる場面緘黙児が約半数(愛)
*注意:シャイネスと社交不安は違う概念です。脳科学(神経科学)的にもシャイネスと社交不安は違うと主張する研究論文もあります。
参考記事⇒シャイネスと社会不安の違いは脳構造と脳活動にも表れている
今回は、最初の授業の席でクラスの前列を選択した学生は成績が高くなりやすいが、シャイネスが高いと関係が弱いという研究です。
なお、シャイネス以外の興味深い(面白い)研究については『心と脳の探求-心理学、神経科学の面白い研究』をご覧ください。
最近の記事1⇒心理学専攻生はダークトライアドが低い
最近の記事2⇒実行機能の枯渇は心の理論の障害を引き起こす
↑記事1ついて:ダークトライアドとは、マキャベリズム、サイコパシー、ナルシシズムという3種類の性格特性のことです。
記事2について:実行機能障害は自閉症スペクトラム症(自閉症スペクトラム障害)の人に多いという知見があります。そのため、自閉症スペクトラム症の人の心の理論機能を考えるうえで重要な研究です。
なぜ、シャイネスなのかというと、場面緘黙(選択性緘黙)児は社交不安(社会不安)が高いか、もしくは社交不安障害(社会不安障害,社交不安症)を併存していることが多いという知見がある一方で、シャイネスとの関係も見逃せないからです。
たとえば、Sharkey & McNicholas(2012)では、場面緘黙児の内、社交恐怖症(社会恐怖症,社交不安障害)や分離不安障害など重篤な不安を示したのは21%だったのに対し、緘黙児のどちらか片方の「親」がシャイであると自己申告したのが100%でした(ただし、シャイネスレベルは質的な調査で量的なものではない)。
Sharkey & McNicholas(2012)⇒自閉症持ちの第一度近親者がいる場面緘黙児が約半数(愛)
*注意:シャイネスと社交不安は違う概念です。脳科学(神経科学)的にもシャイネスと社交不安は違うと主張する研究論文もあります。
参考記事⇒シャイネスと社会不安の違いは脳構造と脳活動にも表れている
今回は、最初の授業の席でクラスの前列を選択した学生は成績が高くなりやすいが、シャイネスが高いと関係が弱いという研究です。
なお、シャイネス以外の興味深い(面白い)研究については『心と脳の探求-心理学、神経科学の面白い研究』をご覧ください。
最近の記事1⇒心理学専攻生はダークトライアドが低い
最近の記事2⇒実行機能の枯渇は心の理論の障害を引き起こす
↑記事1ついて:ダークトライアドとは、マキャベリズム、サイコパシー、ナルシシズムという3種類の性格特性のことです。
記事2について:実行機能障害は自閉症スペクトラム症(自閉症スペクトラム障害)の人に多いという知見があります。そのため、自閉症スペクトラム症の人の心の理論機能を考えるうえで重要な研究です。
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2017.02.19
興味深い研究成果をすべてネタにできればいいのですが、生憎そうもいきません。そこで、アブストラクト(要旨)だけ読んだ、シャイネスに関する興味深い論文を取り上げます。ほとんどが、最新の研究成果です。
なぜ、シャイネスなのかというと、場面緘黙(選択性緘黙)児は社交不安(社会不安)が高いか、もしくは社交不安障害(社会不安障害)を併存していることが多いという知見がある一方で、シャイネスとの関係も見逃せないからです。
たとえば、Sharkey & McNicholas(2012)では、場面緘黙児の内、社交恐怖症(社会恐怖症,社交不安障害)や分離不安障害など重篤な不安を示したのは21%だったのに対し、緘黙児のどちらか片方の「親」がシャイであると自己申告したのが100%でした(ただし、シャイネスレベルは質的な調査で量的なものではない)。
Sharkey & McNicholas(2012)⇒自閉症持ちの第一度近親者がいる場面緘黙児が約半数(愛)
*注意:シャイネスと社交不安は違う概念です。脳科学(神経科学)的にもシャイネスと社交不安は違うと主張する研究論文もあります。
参考記事⇒シャイネスと社会不安の違いは脳構造と脳活動にも表れている
今回はシャイな人の中でも社交性が高い人はとりわけ社交不安障害が重篤であるという研究です。
なお、シャイネス以外の興味深い(面白い)研究については『心と脳の探求-心理学、神経科学の面白い研究』をご覧ください。
最近の記事1⇒ポケモンGOをする動機には7種類ある
最近の記事2⇒性格検査の結果の男女差は性格の性差そのものを反映するのではない
↑記事1に関して、ポケモンGO動機尺度(Pokémon Go Motive Scale,PGMS)が開発されました。今後の研究への活用が期待されます。
なぜ、シャイネスなのかというと、場面緘黙(選択性緘黙)児は社交不安(社会不安)が高いか、もしくは社交不安障害(社会不安障害)を併存していることが多いという知見がある一方で、シャイネスとの関係も見逃せないからです。
たとえば、Sharkey & McNicholas(2012)では、場面緘黙児の内、社交恐怖症(社会恐怖症,社交不安障害)や分離不安障害など重篤な不安を示したのは21%だったのに対し、緘黙児のどちらか片方の「親」がシャイであると自己申告したのが100%でした(ただし、シャイネスレベルは質的な調査で量的なものではない)。
Sharkey & McNicholas(2012)⇒自閉症持ちの第一度近親者がいる場面緘黙児が約半数(愛)
*注意:シャイネスと社交不安は違う概念です。脳科学(神経科学)的にもシャイネスと社交不安は違うと主張する研究論文もあります。
参考記事⇒シャイネスと社会不安の違いは脳構造と脳活動にも表れている
今回はシャイな人の中でも社交性が高い人はとりわけ社交不安障害が重篤であるという研究です。
なお、シャイネス以外の興味深い(面白い)研究については『心と脳の探求-心理学、神経科学の面白い研究』をご覧ください。
最近の記事1⇒ポケモンGOをする動機には7種類ある
最近の記事2⇒性格検査の結果の男女差は性格の性差そのものを反映するのではない
↑記事1に関して、ポケモンGO動機尺度(Pokémon Go Motive Scale,PGMS)が開発されました。今後の研究への活用が期待されます。
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2014.02.02
興味深い研究成果をすべてネタにできればいいのですが、生憎そうもいきません。そこで、アブストラクト(要旨)だけ読んだ、シャイネスに関する興味深い論文を取り上げます。ほとんどが、最新の研究成果です。
なぜ、シャイネスなのかというと、場面緘黙症児は社会不安が高いか、もしくは社交不安障害(社会不安障害)を合併していることが多いという知見がある一方で、シャイネスとの関係も見逃せないからです。
たとえば、Sharkey & McNicholas(2012)では場面緘黙児の内、社会恐怖症や分離不安障害など重篤な不安を示したのは21%だったのに対し、緘黙児のどちらか片方の「親」がシャイであると自己申告したのが100%でした(ただし、シャイネスレベルは質的な調査で量的なものではない)。
Sharkey & McNicholas(2012)⇒自閉症持ちの第一度近親者がいる場面緘黙児が約半数(愛)
*注意:シャイネスと社会不安は違う概念です。脳科学(神経科学)的にもシャイネスと社会不安は違うと主張する研究論文もあります。
参考記事⇒シャイネスと社会不安の違いは脳構造と脳活動にも表れている
今回はシャイな子どもは皮肉の意地悪さを高く感じるという研究です。
なお、シャイネス以外の興味深い(面白い)研究については『心と脳の探求-心理学、神経科学の面白い研究』をご覧ください。
なぜ、シャイネスなのかというと、場面緘黙症児は社会不安が高いか、もしくは社交不安障害(社会不安障害)を合併していることが多いという知見がある一方で、シャイネスとの関係も見逃せないからです。
たとえば、Sharkey & McNicholas(2012)では場面緘黙児の内、社会恐怖症や分離不安障害など重篤な不安を示したのは21%だったのに対し、緘黙児のどちらか片方の「親」がシャイであると自己申告したのが100%でした(ただし、シャイネスレベルは質的な調査で量的なものではない)。
Sharkey & McNicholas(2012)⇒自閉症持ちの第一度近親者がいる場面緘黙児が約半数(愛)
*注意:シャイネスと社会不安は違う概念です。脳科学(神経科学)的にもシャイネスと社会不安は違うと主張する研究論文もあります。
参考記事⇒シャイネスと社会不安の違いは脳構造と脳活動にも表れている
今回はシャイな子どもは皮肉の意地悪さを高く感じるという研究です。
なお、シャイネス以外の興味深い(面白い)研究については『心と脳の探求-心理学、神経科学の面白い研究』をご覧ください。
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