扁桃体 | 緘黙ブログー不安の心理学、脳科学的知見からー
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問題を起こさない緘黙児は放置されるか?」という記事に追記をしました。3歳で「かん黙」があった園児5名の内60%が5歳までに「かん黙」を克服したという研究です。日本の調査になります。

興味深い研究成果をすべてネタにできればいいのですが、生憎そうもいきません。そこで、論文アブストラクト(抄録)だけ読んだ扁桃体に関する興味深い研究を取り上げます。

なぜ、扁桃体なのかといえば、不安・恐怖に関連する脳領域として話題になることが多い脳部位だからです。ただし、「扁桃体には不安・恐怖を抑制する機能もある」という指摘や「扁桃体損傷患者でも不安、恐怖等の感情を感じる」との研究もあることに留意しなければなりません。

今回は、扁桃体活動の持続性が低い人はパリピ(パーティーピープル/パーティピーポー)という内容の論文です。

なお、扁桃体以外の興味深い(面白い)研究については『心と脳の探求-心理学、神経科学の面白い研究』をご覧ください。

新ブログ『心理学・脳科学・動物行動学アブストラクト』も設立したので、時間があればのぞいてやってください(参考記事⇒新ブログ『心理学・脳科学・動物行動学アブストラクト』開設のお知らせ)。

最近の記事1⇒中二病経験者はイマジナリーフレンドやボーイ/ガールフレンドがいたことのある人が多い
最近の記事2⇒脳卒中を発症してから2~3か月の間がリハビリで上肢の運動機能の回復が最も見込める期間となる
最近の記事3⇒建物の改修で研究拠点が近くなると、論文の共著が増える
最近の記事4⇒COVID-19パンデミック下でのリモートワークに際する雑音イライラ

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興味深い研究成果をすべてネタにできればいいのですが、生憎そうもいきません。そこで、論文アブストラクト(抄録)だけ読んだ扁桃体に関する興味深い研究を取り上げます。

なぜ、扁桃体なのかといえば、不安・恐怖に関連する脳領域として話題になることが多い脳部位だからです。ただし、「扁桃体には不安・恐怖を抑制する機能もある」という指摘や「扁桃体損傷患者でも不安、恐怖等の感情を感じる」との研究もあることに留意しなければなりません。

今回は、光で扁桃体の活動が抑制されるという内容の論文です。

なお、扁桃体以外の興味深い(面白い)研究については『心と脳の探求-心理学、神経科学の面白い研究』をご覧ください。

新ブログ『心理学・脳科学・動物行動学アブストラクト』も設立したので、時間があればのぞいてやってください(参考記事⇒新ブログ『心理学・脳科学・動物行動学アブストラクト』開設のお知らせ)。

最近の記事1⇒乳児期は泣き声や笑い声よりも発話に似た声を出すことが多い
最近の記事2⇒論文出版が多すぎると、科学は進展するどころか停滞する
最近の記事3⇒突然の音信不通で人間関係を終わらせたことのある人はマキャヴェリズムやサイコパシーが高い
最近の記事4⇒幸運の女神のように運を擬人化すると、経済的決定がリスキーになる

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ウルバッハ・ビーテ病(ウルバッハ・ヴィーデ類脂質蛋白症)とは常染色体の劣性遺伝子によって受け継がれる遺伝性疾患のことです。別名は遺伝性ヒアリン皮膚粘膜蓄積症。ウルバッハ・ビーテ病の原因はECM1(extracellular matrix protein 1)という細胞外マトリックスタンパク質1遺伝子の変異だと言われていますが、他に病因があるかどうかは私は知りません。ECM1遺伝子は1q21.2染色体上にあります。なお、本来ならば遺伝子はイタリック表記ですが、ここではあえてECM1遺伝子などと書いています。

ウルバッハ・ビーテ病の症状には個人差があります。ですが、皮膚の病気なので、皮膚、粘膜、器官・臓器にヒアリンが沈着していくのが主な症状です。皮膚や粘膜が厚くなるのですが、それが声帯におこると声がかすれたり、しわがれ声になったりします。声のかすれは生後すぐに生じるケースが多いです。皮膚に怪我をすると回復しにくいです。ウルバッハ・ビーテ病患者の寿命は正常範囲内です。

ウルバッハ・ビーテ病の神経学的症状は内側側頭葉の石灰化です。側頭葉内側部には扁桃体があります。なので、扁桃体が石灰化している患者さんは扁桃体の役割の解明のための実験に協力することがあります。今回もその1つですが、扁桃体の内基底外側部という部分に損傷が限局している点が他の扁桃体損傷研究とは異なるところです。

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場面緘(かん)黙症とは?
ある特定の場面(例.学校)でしゃべれなくなってしまう症状を場面緘黙症といいます。言語能力や知能には問題がないにもかかわらず、話せないのです。一般的に場面緘黙症の人は自らの意思で口を閉ざしているのではなく、不安や恐怖のために話せないとされます。中にはあらゆる場面で話せない全緘黙症になる事例もあります。
プロフィール

マーキュリー2世

Author:マーキュリー2世
性別:男
緘黙経験者で、バリバリの現役緘黙だったのは小学4年?大学1年。ただし、小学4年以前はほとんど記憶喪失気味なのでそれ以前も緘黙だった可能性あり。現在も場合によっては緘黙/緘動が発動します。種々の研究に言及していますが、私は専門家ではありません。ひきこもり/自称SNEP(孤立無業者)です。

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